みなさん「コロンビア」と聞くと何を連想されますでしょうか。
私もそうですが、まずサッカーが強い国という印象を持たれるかもしれません。
現在のFIFAランキングでは日本は20位につけておりますが、コロンビアは17位というサッカー強豪国となります。
コーヒー好きの方にとってもなじみの国だと思います。
世界のコーヒー生産量ランキングでは、ブラジル、ベトナムに次ぐ第3位となるコーヒー大国でもあります。
国民の10人に1人はコーヒー関係の仕事に従事していると言われるほど、コロンビアはコーヒー抜きには語ることはできません。
そんなコロンビアのコーヒーについてご紹介いたします。
赤道直下にありながら標高5000mを超えるアンデス山系でコーヒーの高地栽培が盛んに行われている国です。
輸出されるコーヒー豆のグレードを決める方法は国によって様々で、コロンビアは「スクリーンサイズ」という指標が使われいます。
これはコーヒー豆の大きさで分けられ、大粒のものほど高値で取引されます。
スクリーンサイズを採用している国はコロンビア以外にもブラジルやタンザニアが有名で、それぞれグレードの名前は異なります。
●コロンビア:最上位「エクセルソ スプレモ」と標準品の「エクセルソ UGQ」があり、スクリーンサイズ17で区切られます。
●ブラジル:平豆と丸豆で異なりますが、「No,2/19」などといった指標を用い、「64分の19インチ」の目に通らなかった豆を指します。
●タンザニア:タンザニア産のアラビカコーヒー豆は大きいものから順にAA、A、B、Cと分類されます。
コロンビアでは、コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)が生産者への技術指導やコーヒー豆の買い上げなどを行っております。
コロンビアでは輸出業者がコーヒーをパーチメントが付いた状態のものを買い付け、脱穀、選別してから輸出するという独特の方法が取られています。
品質の高い水洗式アラビカを生産することでも高く評価されており、ニューヨーク取引市場では「コロンビア・マイルド」と呼ばれるほどのブランド力もあります。
(ちなみにコロンビア・マイルドは、コロンビア以外のケニア、タンザニアのコーヒー豆を指す際にも利用される名前です)
コロンビアでは急斜面にコーヒー農園があることが多いため、ブラジルのような機械での収穫が出来ないところが多くあります。
そのため現在でも手摘みによる収穫が多いですが、人の目で見てコーヒーを収穫するため熟度が整い品質の高いコーヒーを生産している要因の一つでもあります。
コーヒー大国でありながら質より量にならず、高品質なコーヒーを作り続けるコロンビア。
当店でも現在2種類のコロンビアコーヒーございます。
コロンビア サンアウグスチン カツーラ種 水洗式
https://switchstore.base.ec/items/74855374
小さな農園が協力しあいながら高品質なスペシャルティコーヒーを生産している地域になります。
また豊かな水源とアンデス山脈の寒暖差によって、コーヒー豆がゆっくりと成熟し、密度の高いコーヒー豆が出来上がりました。
フローラルな香りはもちろん、ネーブルオレンジのような独特の甘みと爽やかな酸味が味わえる、個性豊かなコーヒーです。
中煎りですので、酸味が苦手な方でもお楽しみいただけます。
コロンビア ウェビマ農園 シドラ種 水洗式
https://switchstore.base.ec/items/74855826
こちらのコロンビアのコーヒーは、日本ではまだまだ珍しいシドラ種という品種のコーヒーとなります。
シドラ種は2019年の世界バリスタチャンピオンシップにて韓国の優勝者が使用していたことで注目を集めました。
レッドブルボンとティピカの自然交配によってできたハイブリット種であり、エクアドルで最初に発見されたとされています。
語源はリンゴ酒を指すシードル(スペイン語ではSidra)から来ていることもあり、リンゴを思わせるような明るくすっきりとした酸質を持っています。
コーヒー業界では2004年にゲイシャ種が登場して以来のムーブメントで、今後注目されること間違いなしの華やかな香りのコーヒーです。
いかがだったでしょうか。
ぜひコロンビアのコーヒーをお楽しみください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。