旅するようにコーヒーを楽しむ、今回は「ニカラグア」にスポットを当ててご紹介したいと思います。
そもそもニカラグアという国をご存じでしょうか。
私もコーヒーに携わっていなければ国の名前すら聞いたことがなかったかもしれません。
アメリカより南の赤道付近に位置しており、中米と呼ばれる地域にあたります。
メキシコとコロンビアの間にあり、コーヒーの産地として名高いパナマ、コスタリカ、グアテマラなどが近くにあります。
まぁ簡単に言うとコーヒーの栽培に適したコーヒーベルトのど真ん中に位置します。
そんなニカラグアのコーヒーについてご紹介いたします。
ニカラグアはコーヒーの産地として昔から栄えており、特にヒノテガ地区やマダガルパ地区は大規模農園が多くあり”コーヒーの首都”と呼ばれていました。
また、ここより北西部に位置するラス・セゴビア地区では、上質なスペシャルティコーヒーを算出していることで近年脚光を浴びている地域です。
中でも同地域内にある、ヌバエ・セゴビア、マドリス、エステリの各地区は高い標高に位置し、ここで生産されるコーヒーは柑橘系の明瞭な個性を持った豆となります。
2002年よりニカラグア国内でもカップオブエクセレンスが行われ、改めてニカラグアが高品質なコーヒーを算出できるポテンシャルを持った国ということが証明されました。
山間部の斜面で栽培されていることが多いため、今でも小規模農家による有機栽培が主流となっています。
収穫は10月から3月にかけて、精製方法はナチュラルが一般的となります。
近年では設備が整った農園も多く、ウォッシュドやパルプドナチュラル(半水洗式)のコーヒーも出だしています。
カトゥーラやブルボンを栽培する農園も多いですが、マラジゴッペ、パカマラ、ウィジャサルチ、ジャパニカなど希少な品種を生産している農園も多数存在しています。
ニカラグアの等級分けは標高で行われます。
一番高いものから、SHG、HG、MG、LGと分けられます。
今回、コーヒースタンドで入荷したニカラグア産のコーヒーですが、上質なスペシャルティコーヒーを輩出しカップオブエクセレンスにも入賞するコーヒーを生産する「ヌバエ・セゴビア地区」のコーヒーとなります。
品種はヴィジャサルチ種になります。
この品種はブルボン種の突然変異と言われ、標高1200~1500m程度の低めの農園でも良好に育つため一時期は人気品種でした。
しかし病害虫に弱いという欠点があったため、現在では限られた農園でしか生産されていない希少な品種です。
柑橘系の強い香りが特徴で、中深煎りでもオレンジのような甘くて爽やかな印象の香りを放ちます。
https://switchstore.base.ec/items/76443103
↑通販ページはこちらより↑
今回入荷しましたニカラグアコーヒーは中深煎りとなります。
中深煎りでありながらオレンジのような爽やかな酸味が感じられ、かつローストナッツのような香ばしさも感じられる豆となっており、
浅煎りがお好きな方でも「美味しい!」と言っていただけるようなコーヒーに仕上がっております。
イートインでお飲みいただくこともできますし、お豆の販売もございます。
ぜひご検討いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。