ストロベリーコーヒー完売しました。(次回27日ごろ入荷予定)

いよいよ夏本番ですね。

これだけ暑いと冷たいアイスコーヒーがおいしいですよね。

コーヒーは体を冷やす効果があると言われているので、涼むには最適ですね。

少しお知らせです。

大人気のストロベリーコーヒーの豆販売が、昨日で在庫分終了となりました。

次回入荷予定は27日ごろを予定しております。

イートインやテイクアウトでお飲みいただく分には、あと数杯お出しでるぐらいの量はなんとかございます。

コーヒー豆でのご購入をご検討されている方は、27日ごろまでお待ちください。

 

せっかくなので、ストロベリーコーヒーの紹介を少しさせていただきます。

当店で取り扱っているようなスペシャルティコーヒーは、柑橘系の果物のような香りやアロマを感じることのできるコーヒーが多くあります。
これはコーヒーチェリーの実から由来する風味成分がコーヒー豆を発酵させることによって豆に移り、焙煎過程でその風味が魅力を放つようになります。
熟していないコーヒーチェリーはもちろん青臭く、しっかりと熟しており果実の熟度が揃っていると、より風味豊かなコーヒーに仕上がります。

このコーチ―チェリーをパルパーという機械を通して脱殻(パルピング)を行い、ぬるっとした粘液質の層(ミューシレージ)を取り除くために発酵の処理を行います。
この発酵は嫌気性発酵という方法を取られ、空気に触れないように密閉されて1日以上かけてゆっくりと発酵処理されます。
インフューズドコーヒーは、この発酵の過程などでコーヒー以外のものを漬け込みコーヒーチェリー以外の香りをコーヒー豆に移す製法で作られた豆のことを指します。
どんなものをコーヒーと一緒に漬け込むの?

コーヒーと一緒に漬け込むものは様々で、生の果物はもちろん、スパイスやシロップ、ハーブなどで作られることもあるそうです。
非常にユニークなコーヒーですがコーヒー業界からは問題視される側面もあります。

(実はバリスタの世界大会でも問題視された過去があります)

 

まずはコーヒー豆の生産者からの嫌な顔をされています。

丹精込めてコーヒーの果実の風味がより良くなるように生産している農家さんからしたら、後付けで強い香りが付く製法があると嫌な気しますよね。正直者が馬鹿を見るような。

ただインフューズドコーヒーの生産者は決して楽をしているわけではありません。

インフューズドの製法自体も試行錯誤で苦労されながら生産されています。

どんなものの香りがよく合うか、どんな製法で香りを移し、その量や質を何度も何度も変えながらチャレンジしています。

どちらの生産者も努力の結晶でおいしいコーヒーが出来るのですが、それでも両者が壁を隔てているのはわかります。


そして一番問題視されていることは情報の透明性につてです。
実際に過去のバリスタ選手権(バリスタがコーヒーを淹れる技術を競う世界大会で、使用するコーヒー豆は競技者が事前に準備する)で情報が隠されたままインフューズドコーヒーが使用されたことがあり、コーヒー本来の風味による表現でなかったためこの選手は失格となっております。
誤解を招かないように説明しますと、インフューズドコーヒーが悪いわけではなく情報が隠されていたことに問題がありました。
一般のお客様にコーヒー豆が販売される際にも、インフューズドコーヒーであることが明かされずに販売される問題が起こらないようにしなければいけないと思っています。

 

ではインフューズドコーヒーと普通の製法で作られたコーヒーは見分けることが出来ないのか?

もちろん研究所レベルで検体を取ると判明することもあるでしょうが、インフューズドかそうでないかをざっくりと見分ける方法があります。
本来コーヒー果実から来るフルーツのような香りは焙煎によって引き立つのですが、インフューズドからくる香りは豆にしみこませているため焙煎前から強い香りがします。極端な例でいうと豆自体が少しべたべたしているものもあるそうです。

なので焙煎前の生豆の香りを嗅ぐとわかることが多いそうです。
しかしこの判別方法は焙煎後ではわからなくなるため、生豆に触れる機会のない一般の消費者では判別することが出来ません。

 

当店ではインフューズドコーヒーと、コーヒーチェリーのみの香りのコーヒーとを明確に分けております。

またインフューズドコーヒーであることをしっかりと明記して販売しております(現在は1種類のみですが)

インフューズドコーヒーもバラエティに富んだコーヒーの一つといてお楽しみいただければと思っています。

 

昨日完売しました「ストロベリーコーヒー」は、コーヒーとは思えない強いイチゴの香りがします。
この香りは、生のイチゴを嫌気発酵時のコーヒーチェリーと一緒に漬け込んでおります。
収穫直後のチェリーの状態の際に1度、脱殻後にももう一度イチゴと漬け込んでおり、どちらも1日以上かけてゆっくりと処理を行うそうです。
人工的なシロップや香料由来ではなく、イチゴ果実からくる甘くて芳醇な香りをお楽しみいただけます。

ぜひご自宅でも美味しいストロベリーコーヒーをお楽しみください。

 

27日ごろに再入荷予定ですので、お豆購入をご希望の方は今しばらくお待ちください。

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